私たちはなぜ「自然体験」が必要なのか?

農業や自然の中での体験に関する調査結果。

 子どもの頃の体験が豊富な大人ほど、やる気や生きがいを持っている人が多くモラルや人間関係能力が高い(国立青少年教育振興機構、2010)

ー 大学生への調査では、「小学生」期には90%が農業体験をしているが、中学で47%、高校では26%と年齢が上がるにつれて低下している。(大学生の農業体験に関するアンケート調査結果, 2012)

ー 大学生は農業体験を通して、職業の理解、自己の適正理解、単調な仕事でも地道に取組む必要性や,たくさんの人とのコミュニケーションの重要性などの「社会人としての基礎力」の学習のみでなく,価格にとらわれない食への関心,地域コミュニティを支える活動への関心といった点を強く認識するようになっていった(農林水産政策研究所 食料・環境領域 田中淳志, 2016)。

子どもは自然の中で五感を鍛え、生きるちからを育む


他には、こんなデータも。

ー 若者ひとりを無業者にすると、4,600万以上円の経済的損失となる。

ー うつの予防や治療として、マインドフルネス瞑想の効果は評価されている。日本でも2010年より、認知療法として健康保険の適応に含まれている。しかし、実践できる指導者が少ない、診療報酬の点数が低いことなどから、あまり実践がされていない現状がある。

ー バランスのとれた日本食(野菜中心、キノコ類や大豆食品を含んだ食事)の摂取は、抑うつ症状のリスクを減少させる(国立国際医療研究センター, 2010)

ー 49歳未満の若年層は野菜を十分摂れている食事が少ない(国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所、2015)

 【要約すると、以下のことがみえてきた。】
1、 若年層には職場における人間関係を円滑に進めるためのコミュニケーション能力や「自分が社会(もしくはコミュニティ、組織)の役に立っている」と思えるような自己有用感、自己効力感、社会的問題解決力が不足している状態である

それらが結果的に自死リスクを高めていると考えられる。

2、それらを培う(つまり、保護因子/生きることの促進要因を高める)体験として、自然体験、農業体験の機会が有効であると示されている。しかし、その体験が持てていない現状がある。

3、健康的な食事の摂取によって、抑うつ症状のリスクを減少させるが、若年層ではそれができていない。

 

瞑想やヒーリング、栄養学に関するデータはまだ、まとめきれていないのと、
他の要素(社会的、経済的、人的な環境要因など)も関わってくるので、もっと調べないといけないけれど、
少しずつ構造が紐解かれているように思う。

自然での体験をもつこと、自然のリズムに即した生き方をすることは、

いまの時代を生き抜くための強みになる。

自然の中での体験を通して

「誰もが備え持つ、生きるちから」を育み、

その結果として、「自死をしなくて良い世界」になっていってほしい。

その機会を提供すること、
また、私達の活動を通して、地方在住者が自尊心を持って暮らしていけること
が、Dana Villageでしていきたいことだと、言語化することができた。

 

もちろん、自分たちの活動だけですべてが解決するとは考えていないが、
自然から離れた都市型の生活をしている多くの方にとって、とても必要性の高い活動だと自負している。

生きるちからは、自然治癒力とも深く関係している。

自律神経やホルモンなど人間の備え持つ「自然」の不足を解き明かす本

自然治癒力については、また詳しく書きたい。
←この本は、私の所属するNPO法人日本ホリスティック医学協会理事の山本竜隆先生の著書。

とても共感できることが多く、自然不足が心身の不調を招くことを、人間の持つ生体の特徴から解き明かしている。

 

また、書きますね。

いつも応援いただき、ありがとうございます!!

小川美農里

2017年9月9日メディカルハーブで万能軟膏づくりWS.たくさんの方にご参加頂き、ありがとうございました!

 

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すべてのいのちが輝く社会づくり